エネクトニュース

株式会社 Wave Energyは、大規模メガソーラー発電所向けに2つのパッケージシステムと、遠隔監視・制御システムも特高盤に対応する装置の、合わせて3つの製品を開発したことを発表した。

まず、大規模メガソーラー発電所向けの特高盤とパワーコンディショナーを組み合わせた装置である「SOLAR SPEC MEGA」。最高クラスの容量でありながら、必要な機器をコンパクトに一体化した製品である。

敷地面積が広いメガソーラーでは、太くて長いケーブルを数多く使用するために必然的に損失量も増大するが、それを解消するために、製品のコンセプトはそのままで、出力電圧を22kvと6.6kvそれぞれに対応した製品を新たに開発したもの。

2つ目の製品は、特高盤・高圧盤・パワーコンディショナーの遠隔監視・制御装置である「SOLAR WATCH」。

「SOLAR WATCH」は発電設備のあらゆる情報を取り込んでいるため、例えば電力系統の停電があった場合などには、異常の有無を遠隔で確認でき、PCSの遠隔発停機能により、発電所に行くことなく早期復旧が可能。この機能を使えば、電力会社から停止要求があった場合にも即座に対応でき、売電損失を最小限に抑えることもできる。

3つ目の「SOLAR SPEC T」は、田淵電機製パワーコンディショナー三相25kWに対応した集電盤・変圧器・送電盤一体化の分散型太陽光発電システム。

集電ブレーカーにはプラグイン型を採用しているため、取り付け・取り外しが簡単であり、また熱交換器の採用により盤内はクリーンで密封構造のため、塩害地域でも利用可能だ。

250kW、500kW、800kWのラインナップがあり、これらの組み合わせにより、大規模な太陽光発電システムにも対応できるのが特徴である。

Wave Energyは、配電盤メーカーの立場からエネルギーの分野を中心に、確かな技術力をもって、太陽光発電システム関連製品や、小水力発電向け受変電設備、風力発電向け受変電設備を開発している。

こうした業務を通じて、より良い世の中と地球環境の実現に努め、世界の未来へ貢献していく意向を示している。

（画像はプレスリリースより）

外部リンク

株式会社 Wave Energy
http://www.wavee.co.jp