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2016-08-07 14:00

行政

「平成28年度風力発電等に係るゾーニング手法検討モデル事業」決定

風力発電
モデル地域の公募選定結果
環境省は、平成28年8月2日に「平成28年度風力発電等に係るゾーニング手法検討モデル事業」における対象地域の選定結果を公表した。
今回選定されたのは、宮城県(県内全域及び宮城県沖の海域/陸上・洋上)、北海道八雲町(町内全域/陸上)、徳島県鳴門市(鳴門市沖の一部海域/洋上)、長崎県西海市(島嶼を含む西海市全域及びその周辺海域/陸上・洋上)の4地域である。

尚、北海道八雲町は一般社団法人北海道再生可能エネルギー振興機構、徳島県鳴門市は一般社団法人徳島地域エネルギー及び自然電力株式会社という共同提案者が存在する。

平成28年6月14日~平成28年7月15日の期間に実際の地域においてゾーニングを実践するモデル地域を地方公共団体から公募したところ、選定された4地域からの応募があった。

東京工業大学環境・社会理工学院村山武彦教授を中心とした9名の選定委員会で審査した結果、4地域共適切と判断され、4地域すべてがモデル地域に決まったのだ。

尚、選定委員は今後も同事業のアドバイザリーボードの委員として参加し、モデル地域におけるゾーニングやマニュアルの策定などについて助言をもらう予定だという。

同事業の背景
地球温暖化対策として再生可能エネルギーの導入は急がれるべきだが、風力発電(特に陸上風力)については適した立地を巡り事業計画が集中している等、自然環境への影響の考慮が必要だと指摘されている。

このような背景の中、環境省ではゾーニング手法について検討することにしたのである。具体的には、地域(地方公共団体)において、環境面だけでなく経済面や社会面等を総合的に評価することにしたのである。

また、エリアに関しては、再生可能エネルギー導入を促進すべきエリアと、環境保全を優先すべきエリアに分けた。「風力発電等に係るゾーニング手法検討モデル事業」は、地域(地方公共団体)において風力発電等の再生可能エネルギーを推進し、環境保全が両立しているゾーニングの手法について検討していく事業である。

風力発電等に係るゾーニングとは
今回の環境省における検討では、「環境保全と再エネ導入推進の観点から、それぞれの目的を達成するための区域(保全すべきエリア、推進エリア等)について、関係者間協議などを踏まえながら、総合的に評価する取り組み」のことを指す。


外部リンク

環境省
http://www.env.go.jp/index.html

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