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2016-08-20 12:00

その他

豊田通商、カナダの燃料電池製造会社と販売契約締結

燃料電池販売
水素発電の燃料電池、未来の普及に向けて政府のかけ声
豊田通商は、カナダのバラード社(Ballard Power Systems Inc.)と日本国内市場での販売契約を締結したと発表した。バラード社は水素と酸素で発電する燃料電池の開発と製造において世界有数の企業。

次世代エネルギーとして注目度の高い水素の活用は政府の「水素・燃料電池戦略ロードマップ(2014年)」によって燃料電池車の導入数など、具体的な目標が掲げられている。

しかし豊田通商によると、国内の実証実験は海外に比べて限られた範囲にすぎないという。日本ではFCV(燃料電池自動車)や家庭用燃料電池「エネファーム」などに向けて燃料電池の製造販売は行われているが、水素の利活用の機会はまだ少ない。

燃料電池販売で、運輸分野での水素利用促進の一助に
豊田通商は今回の契約締結で、バラード社の燃料電池を国内で販売開始する。既に需要のある定置用燃料電池を非常用電源として販売するだけでなく、トラック、バスなどの商用車の燃料電池を販売することで、新たな需要を開拓していく方針。

燃料電池のメリットには二酸化炭素を排出しないため環境負荷が少なく、発電効率が高く、騒音や振動が発生しないなどの点がある。豊田通商は今回の協業で一層、水素社会の実現に貢献していく所存だという。


外部リンク

豊田通商 リリース
http://www.toyota-tsusho.com/

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