2016-08-13 20:30

太陽光発電

三菱商事、米国で分散型太陽光発電事業に出資

三菱商事
小規模発電を電力最終消費地で行う分散型太陽光発電
三菱商事は、米国のNexamp社に出資参画し、米国における分散型太陽光発電事業に力を入れる計画を発表した。出資は同社の100%子会社である米国のDiamond Generating Corporation(DGC)を通じて行われ、DGCはこれによってNexamp社の筆頭株主となる。

米国でも地球温暖化対策など環境規制が強化されている傾向にあるが、土地の広さと資源の豊富さなどから、エネルギー政策の変化は日本に比べて緩やかだ。特に近年はシェールガスの発見でガスを燃料とした発電に関心が集まっていた。

太陽光発電においては大規模な発電所の建設が進んだが、商業地、家庭などでの小規模・分散型の発電はまだまだこれからだ。

三菱商事は太陽光パネルの価格減少や政府の支援政策が増加してきたことから、小規模の分散型太陽光発電事業に、これからの成長分野として注目している。

Nexamp社は米国東海岸北部で分散型・発電施設を設置
Nexamp社はこれまで、米国東海岸北部のマサチューセッツ州を中心に、休耕地に太陽光パネルを導入する、学校や企業の屋上にパネルを設置するなど、数メガワット以下の発電施設の設置で活躍している。

米国でも環境負荷が少なく自立度の高い発電を求めるコミュニティは多い。シェールガス発電の発展が一段落した今、分散型太陽光発電の発展は大きな可能性を秘めている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

三菱商事 リリース
http://www.mitsubishicorp.com/

Nexamp社 ホームページ
http://nexamp.com/

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