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日本ロレアル株式会社は、9月1日より本社、株式会社コスメロール、日本ロレアル リサーチ＆イノベーションセンターで使用される年間消費電力計600万キロワットを石巻合板工業株式会社のバイオマス発電所から供給されるグリーン電力で賄うことにした。


日本ロレアルは、日本自然エネルギー株式会社が発行するグリーン電力証書を利用して、バイオマス発電による電力を使用する。

このグリーン電力証書を利用することで、発電設備を持たなくても再生エネルギーを利用したとみなされる。

これは、自然エネルギー（風力、太陽光、バイオマス（生物資源）など）により発電された電気の環境付加価値を、証書発行事業者が第三者機関（グリーンエネルギー認証センター）の認証する「グリーン電力証書」という形で取引する仕組みである。

「グリーン電力証書」を購入した企業・自治体などが支払う費用は、証書発行事業者を通じて発電設備の維持・拡大などに利用されることとなる。

証書を購入する企業・自治体などは、「グリーン電力証書」の取得により、発電設備を持たなくても、証書に記載された電力量（kWh）相当分の自然エネルギーの普及に貢献することとなる。

グリーン電力を利用したとみなされるため、地球温暖化防止につながる仕組みとして関心が高まっている。

「生産における持続的発展」というビジョンで、仏化粧品会社ロレアルグループ全体で、2020年までにCO₂排出量、水消費量、廃棄物発生量を2005年対比でそれぞれ60％削減するグローバル目標を掲げている。

日本では、コスメロール工場がグローバル目標を超え、CO₂排出量-70％、水消費量-67％（2015年時点2005年対比）をすでに達成しており、さらにグリーン電力への切り替えによって、環境への負荷をさらに低減しようという試みである。

（画像はプレスリリースより）

外部リンク

日本ロレアル株式会社　プレスリリース
http://prtimes.jp/