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2017-02-25 01:00

その他

下水汚泥からバイオマスの固形燃料を製造・販売

タイナビNS
名古屋市から新日鉄住金エンジニアリングが受注
新日鉄住金エンジニアリングは2月23日、名古屋市上下水道局との間で「空見スラッジリサイクルセンター下水汚泥固形燃料化事業」に関する契約を締結したと発表した。

この事業では、これまで焼却によって処分されていた下水汚泥から有機成分を回収し、固形のバイオマス燃料を製造して販売する。新日鉄住金エンジニアリングの提案が名古屋市上下水道局に採用され、同社出資で事業にあたる「空見バイオパートナーズ株式会社」が施設の設計から完成後の運営まで一貫して担当する。

計画では施設の完成は2020年9月の予定で、完成後は1日200トンの汚泥が処理できる規模となる。製造したバイオマス燃料は近くの火力発電所に販売される計画になっている。

新日鉄住金エンジニアリングの「ジェイコンビ」
下水汚泥からバイオマスの固形燃料を製造する同社のシステムは、汚泥の粘着性を利用して核になる粒子に塗布、熱風で乾燥させる方式。「ジェイコンビ」と呼ばれ、国内での受注は5件目になる。

この事業は下水汚泥の資源化を促進し、地球温暖化防止に貢献することを目的としている。二酸化炭素の排出削減量としては、年間約1万2000トンが見込まれている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

新日鉄住金エンジニアリング リリース
https://www.eng.nssmc.com/news/detail/325

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