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2017-03-05 03:00

その他

新型プリウスPHV搭載の太陽光パネルはパナソニック「HIT」

タイナビNS
世界初「ソーラー充電システム」量産車で日本企業がコラボ
パナソニックは2月28日、トヨタの新型プリウスPHVに搭載された太陽光モジュールが、自社の開発した「HIT」車載タイプであることを明らかにした。

新型プリウスPHVは、トヨタが2月15日に発売した新たなPHV(プラグインハイブリッド車)。従来型に比べて「プリウス」の特徴である環境性能が大幅に進化しており、中でも「ソーラー充電システム」は、量産車では世界初の採用だった。

また、同車種の駆動用リチウムイオンバッテリーは、2012年発売の従来型プリウスPHVに続き、パナソニック製の車載用角形リチウムイオン電池を採用している。

小面積の自動車ルーフでも大出力を実現
今回開発された車載向け専用モジュールは、従来の3倍以上となる約180 Wという高出力を実現。限られた面積の自動車ルーフでの発電でも、補機バッテリーのみならず、駆動用バッテリーへの充電を可能にした。EV(電気自動車)走行距離の延長と燃費の向上が期待できる。

また、新型プリウスPHVの曲線的なボディデザインにマッチさせるため、独自のラミネート化技術を開発。3次曲面加工に対応した太陽電池モジュールが、柔らかな曲面のルーフにフィットしている。

タイナビNS
自社の太陽光電池ノウハウを活かした開発
パナソニックは、これまで住宅用や公共・産業用の太陽電池モジュールの開発、製造、販売を通じて、高性能な技術とノウハウを培ってきた。今回開発された車載用モジュールも、太陽光発電システムの住宅市場において高評価を得ているという「HIT」を使用。結晶シリコン基板とアモルファスシリコン膜を組み合わせた独自の構造で、高い変換効率と優れた温度特性を特長としている。

同社は、今後HIT車載タイプの採用拡大を図り、「住宅分野」、「産業分野」に加え、「車載分野」においても存在感を増したい考えだ。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

パナソニック プレスリリース
http://news.panasonic.com/

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