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2017-03-12 08:00

その他

アップル向け製品をすべて再生エネで製造、イビデン日本初

タイナビNS
100%再生可能エネルギーでアップル向け製品を製造
米アップル社は3月8日、電子部品メーカーのイビデンが、アップル向け製品を100%再生可能エネルギーによって製造することを約束したと発表した。

アップルは、製造取り引き相手もクリーンな電力へ移行するよう支援に努めている。製造過程で100%再生可能エネルギーを用いることを約束したのはイビデンが日本初。アップルにとっても日本にとっても一里塚となる重要な一歩だとしている。

日本最大級の水上太陽光発電に投資
イビデンはこの約束を達成するため、20以上の再生可能エネルギー発電施設に投資する。発電量は12 MWにのぼり、アップル向けの製造に必要なエネルギーを上回る。

投資先の1つは日本最大級の水上太陽光発電。貯木池の跡地に最新鋭の浮体式システムが建設された。

なお、イビデンの製品はアップル製品の集積回路やチップパッケージに使用されている。イビデンの環境部門幹部は、「わが社の製品はアップル製品をよりスマートに動作させているが、今後はエネルギーもよりスマートなものを用いる」と述べている。

全世界で再生可能エネルギー100%による操業を目指す
アップルは現在、カリフォルニアに新拠点「Apple Park」を建設中。屋上部分に17 MW分のソーラーパネルを設置するなどして、自らも電力に100%再生可能エネルギーを使用する。

アップルはこれまでに23ヶ国において再生可能エネルギー100%による操業を達成。これは同社の全世界における操業の93%以上に当たる。アップル社とその製造取引先は2018年末までに、年間25億kWh以上のクリーンエネルギーをアップル製品製造のために発電する見込み。これは車40万台以上の削減効果と同等だという。

同社の環境部門次長リサ・ジャクソン氏は、「イビデンのような提携先を誇りに思う。全世界において再生可能エネルギー100%による操業を目指す中で、後続する例を増やしていきたい」としている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

アップル プレスリリース(イビデンについて)
http://www.apple.com/

アップル プレスリリース(Apple Parkについて)
http://www.apple.com/

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