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2019-07-04 14:00

その他

太陽光発電量予測技術コンテスト 入賞者発表

タイナビNS
『PV in HOKKAIDO』の入賞者決定
2019年6月28日、東京電力ホールディングス株式会社と北海道電力株式会社は、2018年12月20日より共同開催していた「太陽光発電量予測技術コンテスト『PV in HOKKAIDO』」の入賞者が決定したことを発表した。

「太陽光発電量予測技術コンテスト『PV in HOKKAIDO』」は、北海道内の太陽光発電設備の発電量予測および精度を競うもので、斬新なアイディアや手法の発掘が目的のコンテストである。応募総数は約70件で、研究機関や企業をはじめ、学生からのエントリーもあった。

審査委員長は、北海道大学大学院情報科学研究院システム情報科学部門北裕幸教授。審査委員は、北海道科学大学工学部電気電子工学科矢神雅規教授、北海道大学大学院情報科学研究院システム情報科学部門原亮一准教授など、そうそうたるメンバーだ。

栄えあるグランプリは
総合賞グランプリは、総合力の高さが評価され、株式会社東芝研究開発センターで、賞金70万円が贈呈された。準グランプリは東京理科大学工学部電気工学科植田研究室。

精度賞1位はTangent Works、手法賞(実用性)はチーム『PV-4cast』(国立研究開発法人産業技術総合研究所太陽光発電研究センターシステムチーム、東京大学生産技術研究所荻本研究室)、手法賞(発展性)は北見工業大学前田康成氏であった。

そのほか、精度賞の2位と3位、特別賞2件が入選となった。

『PV in HOKKAIDO』の審査方法とは
応募者は、北海道電力株式会社が持つ2016年~2017年の太陽光発電量実績データや全天日射量と気温データなどをもとに、太陽光発電量を30分単位で予測する手法の研究開発を行い、2018年1月1日~2019年1月31日に実際に計測を行った。

期間内の発電量予測を審査し、実用性と発展性、精度に優れていたものを対象に、ビデオプレゼンテーションでの最終審査会を経て、入賞者を決定した。

ほくでん 太陽光発電への取り組み
北海道電力株式会社は、太陽光発電をはじめとする再生可能エネルギー導入を積極的に進める会社だ。電力自由化後のFIT制度による買い取りを含めると、2017年度の電力量の23%程度を再生可能エネルギーが占めている。

また、北海道の再生可能エネルギー量は、5年前と比較すると約1.7倍にも及ぶ。

多彩で革新的な予測手法が数多くエントリーされた同コンテストは、質の高いコンテストとなったと講評し、今回開発された新手法で特に優秀なものは、実業務への活用も視野に入れるとしている。

(画像はTEPCO CUUSOOホームページより)


外部リンク

東京電力ホールディングス株式会社プレスリリース
http://www.tepco.co.jp

TEPCO CUUSOOホームページ
https://cuusoo.com/projects/50369/challenges/result

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