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2019-07-16 20:00

その他

日本初の太陽光発電共同購入 市場価格より最大で約26%減

タイナビNS
太陽光発電の共同購入を実施
アイチューザー株式会社が「太陽光発電設備の共同購入事業に関する協定」を神奈川県と締結し、日本初の太陽光発電設備の共同購入を同県で実施、6月20日の入札の結果、yh株式会社に落札が決定したことを2019年7月5日に発表した。

アイチューザーグループは、2008年にベルギーで設立され行動経済学をベースに共同購入支援を行う企業だ。自治体、事業者及び消費者をつなぐビジネスを展開している。オランダに本社を有し、ベルギー、イギリス、アメリカに加え、2017年11月に日本法人を設立。日本国内での事業展開を進めている。

同社の行動購入支援の流れは以下の通りだ。まずは消費者が同社に情報を登録する。登録した消費者を同社がとりまとめグループを形成し、グループ購入を行うことで、サプライヤーから好条件を引き出す。

その後、複数回にわたり繰り返し安値を競う「競り下げ方式」のリバースオークションにて入札を実施し、落札したサプライヤーが消費者に対して個別で見積もりをする。その見積もりを見て、消費者が承諾するかどうかを決めることができる。

市場価格より安値での導入が可能に
今回落札したyh株式会社は、一般的な市場価格(株式会社資源総合システムによる2019年5月市場調査結果から算出)より最大で約26%安い価格条件を提案。消費者にとって納得感のある価格提示となったという。

すでに7月4日時点で369世帯が参加登録をしており、7月8日より購入希望者には事前見積もりの配信を始めている。この事前見積もりを受け取った購入希望者は、8月8日まで購入をするかどうか検討を行うことが可能だ。

また購入希望者の募集期間も8月8日まで延長し、追加募集を行っている。今後は、2020年3月末までに全ての導入希望世帯の施工完了を目標としている。

アイチューザーは、この事業展開により神奈川県内の住宅を中心に太陽光発電設備導入を推進し、再生可能エネルギーと、災害時のリスクにも対応し易い分散型電源の県内における普及促進に貢献していく方針だ。

(画像はホームページより)


外部リンク

アイチューザー株式会社 ニュースリリース
https://www.atpress.ne.jp/news/187997

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