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2019-07-19 12:00

その他

JR北海道 空知運転所跡地で太陽光発電事業

タイナビNS
空知運転所跡地で太陽光発電事業
JR北海道は2019年7月11日、岩見沢駅と上幌向駅の中間に位置する空知運転所跡地における、再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)を活用した太陽光発電事業についての計画を発表した。

岩見沢第二機関区として1968年に開設され、ディーゼル機関車や電気機関車が多く配置された機関区であった空知運転所は、1994年に廃止された。

再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)とは
FITとは太陽光発電をはじめとする再生可能エネルギー発電による電気を、国で定めた価格で買い取るように電力会社が義務づけられた制度である。

2012年7月にFITが創設され、再生可能エネルギーの導入が促進されたことにより、2016年には2012年のおよそ2.5倍の導入量となった。

その後、2017年4月の「再生可能エネルギー特別措置法の一部を改正する法律(改正FIT法)」で、FIT法創設以降の様々な問題への対策がなされ、国策として再生可能エネルギーの導入拡大へと邁進してきた。

JR北海道 太陽光発電事業計画の詳細
今回発表された設置面積は31,900平方メートルで、年間電力量は2,134,011kWhの計画だ。年間電力量を4,432kWhとした場合、一般家庭の481世帯分の電力量に相当する。

売電先は北海道電力株式会社で、18円/kWh(20年間固定)の売電単価となり、売電金額は年間3,500万から4,000万円の計画である。概算工事費はおよそ4億円で、2019年6月着工、同年12月に完成、2020年春に稼働予定だ。

JR北海道の現状
JR北海道は、2011年5月の石勝線列車脱線火災事故をはじめ、機動検査データ改ざん、エンジントラブル(特急車両)、同社員の不祥事などにより、2014年1月に国土交通大臣より「輸送の安全に関する事業改善命令及び事業の適切かつ健全な運営に関する監督命令」を受けた。

2015年6月にJR北海道再生推進会議の「JR北海道再生のための提言書」を受けて、安全最優先を掲げ会社の再生に取り組んでいる。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

JR北海道
https://www.jrhokkaido.co.jp/

経済産業省資源エネルギー庁
https://www.enecho.meti.go.jp/

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