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2019-08-09 04:00

その他

三井不動産グリーンボンド発行 日本橋スマートエネルギー事業に

タイナビNS
環境改善事業の債権を発行
2019年7月30日、三井不動産株式会社は「日本橋室町三井タワー(日本橋室町三丁目地区第一種市街地再開発事業 A地区)」の保留床取得資金のリファイナンスを使途とするグリーンボンドを本発行に向け社債の訂正発行登録書を関東財務局に提出したことを発表した。

グリーンボンドとは、調達資金の使途を環境改善効果のある事業(グリーンプロジェクト)に限定して発行される債券のこと。今回の発行の概要は、年限5年(予定)で発行額は500億円(予定)、発行時期は2019年9月頃となる。

今回のグリーンボンド発行について同社は、幅広いステークホルダーからの認知向上に加え、昨年制定したグループ長期経営方針「VISION 2025」の6つの重点的に取り組むべき目標について課題解決に向けた活動を促進し、持続可能な社会の実現に資する取り組みとしている。

日本橋エリアの省エネかつ災害にも強い街づくり
日本橋室町三井タワーは、2019年3月28日に竣工し、「産業創造」「界隈創生」「地域共生」「水都再生」をコンセプトとする「日本橋再生計画第2ステージ」の旗艦プロジェクトとなる大規模複合ビルだ。

同社と東京ガス株式会社が共同で設立した三井不動産TGスマートエナジー株式会社によるエネルギー供給事業「日本橋スマートエネルギープロジェクト」が行われている。

都市ガスを活用した分散型電源である大型CGSと系統電力による電源の多重化を実現し、既存ビルを含めた周辺地域への特定送配電を実施。災害時でもエネルギーの安定供給が可能だ。

また、CGSによる発電と、発電時に発生する廃熱を有効活用し、年間を通してエネルギーの地産地消を行い、省エネ省CO2を実現する仕組みになっている。

同プロジェクトのこれらの仕組みにより、非常時にもエネルギー供給が可能なエネルギーレジリエンス向上および省エネ・省CO2を達成するエコフレンドリーな街づくりを実現し、災害に強く、国際競争力の高い街づくりを行っているという。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

三井不動産株式会社 プレスリリース
https://www.mitsuifudosan.co.jp/

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