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2018-11-15 22:00

その他

IHI、固体バイオマス燃料事業を海外で本格化

タイナビNS
マレーシアで子会社を設立、地元の環境問題にも貢献
株式会社IHI(以下「IHI」)は11月14日、マレーシアでパーム椰子殻の加工・販売・輸出事業を本格展開するために、現地子会社を設立したと発表した。

パーム油の製造過程で大量に発生する椰子殻は再利用が難しく、多くはそのまま廃棄されている。しかし椰子殻は腐敗しやすく、土壌汚染やメタンガス発生の原因となっている。

IHIはこれまで椰子殻を加工して高品質なペレットに変換し、バイオマス発電の燃料を製造する手法を確立した。同社はこの他にも現地で、パーム古木の再利用や油を絞った時の排水の処理などの実証事業を実施し、パーム油製造に由来する環境課題の解決に取り組んできた。

IHIはまた、野村ホールディングスおよび現地の印刷大手とともに、パーム残渣のさらなる活用の可能性や協業の事業性を検討する覚書を締結した。

マレーシアの主要産業のサステナビリティを高める
新会社はマレーシアの主要産業の一つであるパーム産業の環境負荷を低減することでサステナビリティを高め、かつバイオマス燃料を日本へ安定供給することを目指す。

IHIグループはこれからも、バイオマス発電分野における設備や技術の高度化に積極的に取り組み,地球環境とエネルギー分野における問題解決に貢献していく方針だ。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

IHI リリース
https://www.ihi.co.jp/

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