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九州電力株式会社は、三井物産株式会社とともに、家庭用太陽光発電設備を所有する人向けに、蓄電池を用いて電力の自家消費を促進することで電気料金を低減させるサービスの実証実験を開始すると2018年11月26日に発表した。

今回の実証実験は、FIT（再生可能エネルギーの固定価格買取制度）買取期間満了を見据えて実施するもので、電気料金の低減効果の確認に加えて、VPP（バーチャルパワープラント）などの構築に向けた蓄電池の群制御動作実験もあわせて行われる。

実証実験の概要としては、1つ目が蓄電池と太陽光発電の余剰電力を活用した電気料金の低減効果の確認、2つ目は蓄電池群制御システムを用いた蓄電池の動作確認で、蓄電池群制御システムには、米国Sunverge社が開発した「Dynamic VPP Platform」が活用される。

開始時期は2019年春頃の予定で、期間は1年程度を予定しており、将来的には大規模な蓄電池群制御の実現により、需給調整市場での活用や電力系統安定化などを図るとのことだ。

九州電力と三井物産では今回の実証実験により、新たな事業やサービス創出のための知見を獲得し、新サービスなどの展開を目指していくとしている。

（画像はプレスリリースより）

外部リンク

九州電力 プレスリリース
http://www.kyuden.co.jp/press_h181126-1.html