• TOP
  • >
  • ジャパンディスプレイ、超低消費電力の反射型液晶ディスプレイがスマートバス停に採用
2018-12-04 14:30

その他

ジャパンディスプレイ、超低消費電力の反射型液晶ディスプレイがスマートバス停に採用

タイナビNS
反射型液晶ディスプレイがスマートバス停に採用
株式会社ジャパンディスプレイは11月30日、西鉄グループと安川情報システム株式会社の推進するスマートバス停に、超低消費電力技術を用いた32型反射型液晶ディスプレイが採用されたと発表した。

これは、外部から電源供給がないバス停でも、太陽光発電パネルとバッテリの組み合わせでスマートバス停を実現するもので、今回、西鉄グループと安川情報システムの推進するスマートバス停の取り組みに同社が正式参画することとなったもの。

また、北九州市明和町バス停にて、2018年8月から始めた実証実験を経て確定したという。

これまで、バス停での紙時刻表張り替え作業は、運行時間外に人手で行う必要があり、バス事業の労働環境悪化やコスト増加の要因だった。

この解決策となる、通信にて画面情報書き換え可能なスマートバス停は、国内の7割以上のバス停で電源が敷設されていないことから、外部電源供給がスマートバス停推進の障害となっていた。

太陽光発電パネルとバッテリの組み合わせだけで駆動
同社が開発した32型超低消費電力反射型液晶ディスプレイは、通常の屋外専用高輝度透過型液晶モジュールに比べ、約500分の1の電力消費水準のため、太陽光発電パネルとバッテリの組み合わせだけで電子ディスプレイと通信基板の駆動が可能。さらに、電源敷設のないバス停でもスマートバス停の利用が可能になった。

スマートバス停でのディスプレイ表示は、見易く拡大した時刻表示や、頻度高く時刻情報を更新するなどの使い方以外にも、路線図、バス接近情報、地域情報のほか、災害時の重要情報など、さまざまな表示利用が可能で、乗客だけでなくバス停周辺の地域住民に対し有益情報を提供できることとなる。

なお今後は、北九州市で実証実験用のバス停数を増やし、2019年以降、32型反射型液晶モジュールを順次導入していくとしている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

株式会社ジャパンディスプレイ プレスリリース
https://www.j-display.com/news/2018/20181130.html
 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • twitter
  • facebook