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2018-11-30 19:00

その他

エリーパワー、不燃性イオン液体を用いた蓄電池を開発

タイナビNS
「イオン液体型リチウムイオン電池」を開発
エリーパワー株式会社は、電解液に不燃性イオン液体を用いた「イオン液体型リチウムイオン電池」の開発に成功したと2018年11月26日に発表した。

火災予防条例などの規制対象とならない
エリーパワーは今回、不燃性であるためリチウムポリマー電池の電解液として期待されながらも、実用化が難しいことから使用されていなかったイオン液体を電解液とした「イオン液体型リチウムイオン電池」を独自の製法により開発に成功した。

開発された「イオン液体型リチウムイオン電池」は、定格容量と同率での充放電電流となる1Cレートでの充放電が可能。また、23度環境下においてフル充放電を繰り返す寿命試験では、1,000サイクル後に90%以上の容量保持率を達成したとのことだ。

さらに、可燃性であった従来の有機電解液では火災予防条例などの規制対象となり蓄電池の大容量化がしにくかったが、不燃性であるイオン液体は規制対象とならないので、大容量蓄電設備の設置・保管がしやすくなるとしている。

エリーパワーでは今後も、リチウムイオン電池および蓄電システムの開発・普及に取り組んでいくとしている。

(画像はエリーパワー ホームページより)


外部リンク

エリーパワー プレスリリース(PDF)
http://eliiypower.co.jp/vc-files/pdf/20181126.pdf

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