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2019-01-18 14:00

その他

ソーラーフロンティア、CIS系薄膜太陽電池セルで世界最高変換効率23.35%を達成

タイナビNS
CIS系薄膜太陽電池セルで世界最高変換効率23.35%達成
ソーラーフロンティア株式会社は1月17日、カドミウムを含まないCIS系薄膜太陽電池(CdフリーCIS系薄膜太陽電池)のセル(約1cm2)にて、CIS系薄膜太陽電池の世界最高記録となるエネルギー変換効率23.35%を達成したと発表した。

今回の値は、カドミウムを含むCIS系薄膜太陽電池セルの最高変換効率22.9%(2017年11月に同社が達成)を約0.4ポイント上回り、全てのCIS系薄膜太陽電池セルにて世界最高の変換効率になる。

なおこれは、NEDOとの共同研究により達成したもので、数値はAIST(国立研究開発法人産業技術総合研究所)にて2018年末に確認されたとのこと。

この成果は、同社独自のCdフリーCIS系薄膜太陽電池の技術と、これまで研究開発を進めてきたCIS光吸収層の改良や光吸収層表面処理等の技術に関して、それぞれ高性能化を行うとともに、最適な条件で両者を融合させることで達成できたとのこと。

環境特性が優れ省資源で高い変換効率を実現
また、同社のCIS系薄膜太陽電池の使用材料にはカドミウムや鉛などを用いていないため、世に出回っている太陽電池の中でも特に環境特性が優れており、省資源で高い変換効率を実現したことになる。

今後も同社は、今回達成された基礎技術の応用により、CIS系薄膜太陽電池モジュールの高出力化による低コスト化の実現に取り組むとともに、環境に優しく経済性の高い製品を提供していくとしている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

ソーラーフロンティア株式会社 プレスリリース
http://www.solar-frontier.com/jpn/news/2019/

 
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