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2019-05-22 20:00

その他

北九州市沖で浮体式風力発電機の実証運転開始

タイナビNS
昨年完成した実証機「ひびき」を2021年度まで運転
新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」)は5月21日、浮体式風力発電機の実証運転を開始したと発表した。

NEDOは2014年度から、水深50~100メートルの水域でも適用可能な、低コストの浮体式洋上発電機の開発に取り組んできた。2018年にはバージ型と呼ばれる浮体を製作し、コンパクトな風車を搭載して実証機の組み立てを完了した。

実証では2021年度まで運転を続けて発電量や波圧、係留力など各種のデータを収集し、設計の妥当性の評価を行う。またシステムの効率的な維持管理や故障を未然に防ぐ技術を含むメンテナンスに取り組むなど、技術の確立を目指す。

水深50メートルの地点にチェーンやアンカーで係留
実証機「ひびき」は北九州市沖約15km、水深50メートルの海域で係留されている。厳しい気象・海象条件でもシステムの安全性が確保されるようなデザインが施され、発電機の定格出力は3MW。

タイナビNS
実証機の開発では丸紅、日立造船、グローカルが設計・調達・製作の中心となり、エコ・パワー、東京大学、九電みらいエナジーが環境やシステム、電力の評価を担当した。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

NEDO リリース
https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101117.html

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