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2019-06-07 01:00

その他

ブロックチェーンを活用。Cryptoeconomics Lab、個人間電力売買の実験開始

タイナビNS
余剰電力の売り注文に応じて、利用者が買い注文
株式会社 Cryptoeconomics Labは、2019年5月30日、ブロックチェーンを活用した個人間電力取り引きについての実証実験を、中部電力株式会社と共に開始したと発表した。

Cryptoeconomics Labは、ブロックチェーンの技術開発を行っている企業。同実験では、太陽光発電設備設置者からの余剰電力の売り注文に応じて、電力利用者が買い注文を行うことで、個人間での電力取り引きの活性化が目指される。

適正な取り引き管理が可能かどうかを検証
ブロックチェーンは、ネットワークに参加する端末が相互にデータ検証を行うことで、情報が改ざんが困難なデータベースを構築する技術。また、情報を集中管理が不要であるため、構築が安価にという利点も持つ。

Cryptoeconomics Labと中部電力が今回開始した実証実験は、Energy Web Foundationのブロックチェーンを活用して共同開発された取り引きプラットフォーム上にて実施される。同プラットフォーム上では、個人間での電力取り引きを模擬的に実施。売買のマッチングから契約の締結および履行までを自動で実施することで、適正な取り引き管理が可能かどうかを検証するという。

発電量や価格以外の要素が与える影響も検証
なお同実験では、余剰電力の売り注文を行う際、ユーザー名・顔写真・所在地などの要素も提示することになる。発電量や価格以外の要素が取り引きに与える影響も、同実験では検証を行うという。

Cryptoeconomics Labは今後、同実験の成果を活用する形で、個人間の電力取り引きを可能にするプラットフォームの構築を企図。利用者に利便性を届ける新たなサービス開発につなげるとしている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

株式会社 Cryptoeconomics Lab
https://www.cryptoeconomicslab.com/

ブロックチェーンを活用した個人間電力取引に関する実証実験を開始 - PR TIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/

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