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2019-06-22 23:00

その他

竹中工務店ら、高出力の振動発電ユニットを新開発

タイナビNS
車両走行の振動エネルギーを利用する高出力ユニット
竹中工務店は6月20日、セイリツ工業および湘南メタルテックと共同で、高出力の振動発電ユニットを開発し、LED照明と組み合わせた車両誘導システムをサンエー浦添西海岸PARCO CITYに導入したと発表した。

振動発電は未利用エネルギーの活用技術の一つで、これまでは建物の空調ダクトの微振動、歩行時の振動、自動車や鉄道の走行に起因する間接的な縦揺れなどが発電に利用されてきたが、いずれも発電量が少なく、用途が限られていた。

3社が開発した振動発電ユニットは、車道を通過する車両(高重量)の振動を直接発電機に伝える。高い振動エネルギーを利用することで、高い発電力が可能になった。

駐車場内でLED照明と組み合わせて、車両を誘導
今回の導入では、屋内駐車場内の4カ所に発電ユニットを配置し、一次停止線上に設置したLED照明と組み合わせることで、車両誘導システムを実現した。

ユニットを交通量が多い所に配置すれば、連続発電による蓄電も可能になると考えられる。新開発のユニットは高出力が見込めるため、今後様々な用途が広がっていくことが期待される。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

竹中工務店 リリース
https://www.takenaka.co.jp/news/2019/06/04/index.html

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