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2019-06-28 04:00

その他

大玉村 メガソーラーにNO!

タイナビNS
大規模太陽光発電施設 設置望まない宣言
2019年6月18日、福島県安達郡大玉村は、「大規模太陽光発電所と大玉村の自然環境保全との調和に関する宣言」が議決されたことを、ホームページにおいて公表した。

宣言の骨子は以下の通りである。
基本理念と著しく調和を欠くと思われる大規模太陽光発電施設の設置を望まないことをここに宣言します。(大規模太陽光発電所と大玉村の自然環境保全との調和に関する宣言より)
同日に開催された、大玉村議会定例会において可決された。

大玉村 望まない宣言採択の理由
大いなる田舎(大玉村ホームページより)
とキャッチコピーを掲げる大玉村は、「大玉村ふるさと景観保護条例」によって、自然環境と農山村の景観を守ってきた。「日本で最も美しい村」連合にも加盟している。

今回の宣言は、田舎の原風景を大玉村の宝とし、保全・広報活動を行ってきた大玉村の基本理念と相容れないとして、採択された。

大玉村が懸念する、太陽光発電施設のリスクは、景観の悪化、自然へのダメージ、事業が終了した場合などの廃棄物問題、設置の際の大規模伐採における土砂災害など、深刻なものばかりだ。また、これらの問題は、太陽光発電施設の開発が考えられる、すべての市町村にあてはまるものである。

再生可能エネルギーへの取り組み
一方で、大玉村は、原子力発電などの、環境に負担のかかる電力に頼らない社会を目指し、再生可能エネルギーを積極的に取り入れてきた。小水力発電民間事業者向けの支援や、薪ストーブに対する助成も充実している。

太陽光発電に関しては、大規模太陽光発電所は大玉村では採用しないが、建物屋上などの太陽光発電施設は助成の対象とし、引き続き推奨していく。

大玉村が目指すのは
「自然との共生」(大規模太陽光発電所と大玉村の自然環境保全との調和に関する宣言より)

である。

(画像は大玉村ホームページより)


外部リンク

大玉村ホームページ
https://www.vill.otama.fukushima.jp/

大規模太陽光発電所と大玉村の自然環境保全との調和に関する宣言
https://www.vill.otama.fukushima.jp/

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