エネクトニュース

オムロン株式会社は2月22日、産業用太陽光発電市場に向けて、実発電量最大化と小型軽量化による施工性向上を両立した太陽光発電システム用屋外単相パワーコンディショナ（以下パワコン）KPVシリーズを、この4月から発売すると発表した。

最近の太陽光発電に関連することとして、昨年1月省令改正での出力制御のほか、昨年4月に開始した電力小売全面自由化など、エネルギーの需給バランスを保ち、効率よく使用するためのニーズはますます広がるとみられている。

また、産業向け太陽光発電市場での買取価格低下から、発電コスト低減のニーズが高まってきている。

同社が今回発売するKPVシリーズは、産業用の野立て太陽光システムに向けて、実発電量最大化と施工性向上を両立した単相パワコンとなり、より小さな面積で効率的に発電する高出力パネル搭載要求に応えるものという。

この製品では、太陽光パネルからの入力電流値を最大12Aに拡大を実現したほか、電力発電効率は業界最高水準の96％を達成するとともに、入力電圧・電流の拡大を実現することで「過積載」にも対応した。

そして、パネルの搭載数を増やすことで、過積載率を最大200％まで拡大することができ、より多くの発電量を確保することが可能になることから、売電価格アップに貢献するとしている。

なお同製品は、従来機対比での容量が80％、質量が64％と小型軽量化を実現していて、本体重量がわずか20kgとなる。このため一人での設置作業が可能で、取付施工手順の短縮や設置面積の縮小により設置時間が大幅に短縮され、初期投資費用の削減に貢献することとなる。

（画像はプレスリリースより）

外部リンク

オムロン株式会社　プレスリリース
https://www.omron.co.jp/press/2018/02/c0222.html