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2018-04-03 20:00

その他

東北電力、新たな情報技術活用の「バーチャルパワープラント実証プロジェクト」開始

タイナビNS
「バーチャルパワープラント実証プロジェクト」開始
東北電力株式会社は3月29日、「バーチャルパワープラント(VPP:仮想発電所)実証プロジェクト」を開始すると発表した。

この目的は、IoTやAIなどの新たな情報技術の進展による事業環境の変化に先見的に対応するほか、顧客サービスのさらなる向上や、将来の事業領域の拡大につながる新たなビジネスモデルの構築に向けて積極的に取り組んでいくことなどとしている。

VPPは、自治体や企業にほか、一般の家庭などが保有している発電設備や蓄電池、電気自動車など、地域に分散して存在するエネルギーリソースについて、IoTなどの新たな情報技術を用いて遠隔制御し集約することで、あたかも一つの発電所のように機能させることとなる。

このプロジェクトでは、太陽光ほか再生可能エネルギーによる分散型電源について、VPPのエネルギーリソースとして同社が集約し、需給バランス調整機能としての活用に向けた検証を行うこととしている。

地域の防災力強化につなげ、V2G検証にも取り組む
また、公共施設などに設置されている太陽光発電設備や蓄電池を有効活用することで、地域の防災力強化につなげるとともに、電気自動車の蓄電池を電力系統につないで充放電する技術(V2G:Vehicle to Grid)の検証にも取り組んでいく。

さらに、顧客の設備や機器を有効活用することで、省エネルギーや省コスト化などにつながるサービスの開発にも取り組むという。

なお同プロジェクトは、企業・大学・自治体などの様々なビジネスパートナーと連携しながら、2018年度から2020年度までの3カ年を対象に行うこととしており、実証で得られた知見やノウハウについては、新たなサービスの提供につなげていくとしている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

東北電力株式会社 プレスリリース
http://www.tohoku-epco.co.jp/news/normal/

(別紙)プロジェクトの概要
http://www.tohoku-epco.co.jp/news/normal/__icsFiles/
 
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