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2018-04-19 12:00

その他

富士電機など3社、EVのリユース蓄電池を用いた新型蓄電池システムの完工と商品化を開始

タイナビNS
EVのリユース蓄電池を用いた新型蓄電池システム
株式会社日本ベネックス、住友商事株式会社、富士電機株式会社の3社は、電気自動車(EV)のリユース蓄電池を用いた新型の蓄電池システムを共同開発し、第1号機を日本ベネックス本社工場に設置し稼働開始したと発表した。

富士電機は、同システムを商品化し、自社の販売網を通じて産業用に販売するほか、住友商事グループの協力を得ながら、全国に展開する予定という。

このシステムは、20フィートコンテナに日産自動車のEV「LEAF」24台分のリユース蓄電池を格納したもので、日本ベネックスの高密度積載設計技術により従来の2倍の積載効率を実現したものとなり、経済合理性と環境への配慮の両立を可能にしている。

今後はVPPやDRおよび海外案件等に幅広く展開
また、富士電機の蓄電制御技術をベースとしていて、工場やビルの電力需要ピーク時の補助電源として電気料金削減に寄与するほか、太陽光発電システムで発電した電力を自家消費したいニーズに応えるものとなる。さらに、災害時のバックアップ電源としても利用できる。

このほか、国が推進する通信規格(Open ADR)に対応し、外部サーバーから充放電などの運転を制御することができる。

今後は、同社が蓄積してきた電力安定化、最適化、予測技術を組み合わせて、VPP(バーチャル・パワー・プラント)やDR(デマンド・レスポンス)、および海外案件等に幅広く展開していくとしている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

富士電機株式会社 プレスリリース
https://www.fujielectric.co.jp/about/news/detail/

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