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2018-04-14 22:00

その他

千葉エコ・エネルギー、千葉市緑区に大規模ソーラーシェアリング設備を竣工

タイナビNS
千葉市緑区に大規模ソーラーシェアリング設備竣工
自然エネルギーでの地域活性化事業を手がける千葉エコ・エネルギー株式会社は4月9日、千葉市緑区大木戸町にて専用架台を採用した大規模ソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)設備を、このほど竣工したと発表した。

ソーラーシェアリングは、農林水産省が2013年から認めている農地にて太陽光発電と農業を両立させる取組みで、政府の未来投資戦略でもその普及促進が明確に位置づけられるなど、新たな再生可能エネルギー導入のモデルとして注目されている。

また、再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)を活用することで、太陽光発電事業の収益を農業の支援・継続へと活用できるため、農地をエネルギー生産地にする次世代農業モデルとしても期待されている。

同社は、このモデルを体現するため、同事業を契機に農業へ参入し、ソーラーシェアリング設備下での「にんにく」の栽培に携わることとしたもの。

農業参入を決めた背景には、自然エネルギーによる地域活性化業務を行う中で、千葉県匝瑳市の匝瑳メガソーラーシェアリング第一発電所の事業化(2017年3月竣工)に関わった経験とともに、農業者の減少、耕作放棄地の拡大、地域の過疎化など、日本が抱える農業問題の現状を目の当たりにしてきたことという。

農業での自然エネルギー自家消費モデル構築
栽培作物に「にんにく」を選定した理由は、国内市場の約59.4%が輸入に頼る現状から自給率向上を図るとともに、1)市場ニーズがあり加工を含めた収益見込み、2)市場や周辺農家のバランス維持、3)管理が容易で機械化が可能、4)発電設備下での安定栽培の可能性、からとのこと。

今後は、この事業の開発過程や設備下での自社農業で得られる知見を用い、未稼働案件の事業化サポートだけでなく、既稼働のソーラーシェアリング設備下での営農サポートや、千葉県を中心とした関東圏内での自社農場の展開を進める。

さらにアグリ・エナジープロジェクトの中で、自然エネルギーを活用した次世代農業に関する基礎研究農場としても同事業を活用し、脱FIT時代に向けた農業での自然エネルギー自家消費モデル構築を目指すとしている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

千葉エコ・エネルギー株式会社 プレスリリース
http://www.chiba-eco.co.jp/wp/wp-content/uploads/
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