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2018-04-26 21:00

その他

愛知県、全国初の「低炭素水素認証制度」制定し事業計画の申請受付を開始

タイナビNS
全国初の「低炭素水素認証制度」制定と計画申請受付
愛知県は4月17日、水素の製造・輸送・利用に伴う二酸化炭素排出が少ない水素について、「低炭素水素」として認証・情報発信する「低炭素水素認証制度」を、全国で初めて制定するとともに、同日から事業計画の申請受付を開始すると発表した。

水素は、利用の段階で二酸化炭素を排出せず、地球温暖化対策に大きく貢献し得るエネルギーとして期待されているものの、国内に流通する水素は殆どが化石燃料由来のため製造段階で二酸化炭素を発生する。

このため、低炭素社会の実現に向けては、再エネを活用して水素を製造することなどで、より低炭素な水素サプライチェーンの構築が不可欠という。

そこで愛知県は、低炭素な水素サプライチェーン構築に取り組む事業者を支援するため、「あいち低炭素水素サプライチェーン推進会議」での検討を経て、同制度の制定とともに、事業計画の申請受付を開始することとしたもの。

この制度の運用により、低炭素水素の製造と利活用の取組みを県内各地に広げ、低炭素社会の実現を目指すことになる。

この制度では、再エネ電気(太陽光、風力、水力、地熱、バイオマスなどで発電した電力)またはバイオガス(もしくはJ-クレジット、グリーン電力証書、再エネ電気の環境価値)から製造された水素を低炭素水素として認証するもので、この対象者は同県内で低炭素水素を製造しようとする者とのこと。

計画の認定・認証後に認定通知・認証証書を交付
なお、この考え方は制度制定時点のものとなり、制度制定後は、制度運用に伴う問題点を検証するとともに、国での検討状況や技術開発の動向を踏まえて、制度の見直しを検討するとしている。

同制度では、先ず「(1)低炭素水素の製造に係る計画を認定」し、当該計画に基づく「(2)低炭素水素の製造に係る実績を認証」することとなり、認定・認証を行った場合は、県から認定通知・認証証書を交付する手順となる。

この申請には、愛知県環境部地球温暖化対策課のWebページから申請書類をダウンロードして、同対策課調整・企画グループに郵送または持参にて提出することとなり、申請の受付は、4月17日から行っている。

(画像はプレスリリース添付資料より)


外部リンク

愛知県 プレスリリース
http://www.pref.aichi.jp/soshiki/ondanka/

(添付資料)低炭素水素認証制度概要
http://www.pref.aichi.jp/uploaded/attachment/

愛知県環境部地球温暖化対策課
http:// www.pref.aichi.jp/soshiki/ondanka/

  
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