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2018-04-21 22:00

その他

市街地で水素燃料100%の熱電供給に成功

タイナビNS
大林組と川崎重工業がNEDO事業で達成、世界初
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」)は4月20日、大林組と川崎重工業が同機構の事業で、市街地での水素専焼による熱電供給に成功したと発表した。

この実証事業は2015年度から3年間の計画で、神戸市ポートアイランドにおいて行われている。1MW級のガスタービンを備えた実証用の施設は2017年12月に完成し、今年1月から水素と天然ガスを用いて、水素コジェネレーションシステム(以下「水素CGS」)の検証が行われていた。

4月19日と20日の両日、実証プラントで水素のみを燃料とした運転を行って付近の公共施設に熱と電力を同時供給し、システムの性能評価を行い全体が問題なく稼働することを確認した。

コミュニティでの効率的なエネルギー利用へ
この事業では川崎重工業が水素CGSの開発を、エネルギーマネージメントシステムの開発は大林組と大阪大学が共同で担当している。

タイナビNS
水素専焼の熱電供給では、2施設に2800kWの熱と4施設に合計1100kWの電力を供給した。

関係者は今後も実証試験を進めて季節ごとのデータを収集するなど、地域コミュニティにおける効率的なエネルギー利用を可能にする新たなシステムの確立を目指す。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

NEDO リリース
http://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_100945.html

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