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2018-05-11 05:00

その他

九州電力、インドネシア・サルーラ地熱IPPプロジェクトで全号機が営業運転開始

タイナビNS
サルーラ地熱IPPプロジェクトの全号機が営業運転開始
九州電力株式会社は5月9日、同社が参画する世界最大規模のインドネシア・サルーラ地熱IPPプロジェクト(平成26年5月着工)のうち、最終号機となる3号機(出力10.9万kW)が、この5月4日に営業運転を開始したと発表した。

このプロジェクトは、インドネシア第4の都市メダンから南へ約350kmに位置する北スマトラ州サルーラ地区において、地熱資源の開発から発電までを一貫して行うもので、全3系列の発電出力は約33万kWとなる。発電した電力は、30年間にわたってインドネシア国有電力会社へ売電することとなる。

これへの出資は、5社が子会社を通じて行うものとなり、日本企業では同社が25%、伊藤忠商事株式会社が25%、国際石油開発帝石株式会社が18.25%を出資するほか、現地および米国資本が残部を出資する。

地球温暖化対策推進とインドネシア電力安定供給に貢献
同社は、2030年までに海外の発電事業持分出力を500万kWに拡大する目標を掲げていて、今回の持分取得により同社の持分出力は約158万kWとなる。

今後も電力需要拡大が見込まれるアジアの案件を中心に開発するほか欧米の案件にも取り組み、海外電気事業の拡大を図るとしている。

なお、今回の運転開始により、同プロジェクトの全号機が営業運転を開始し、この出力合計は約33万kWとなる。同社は国内の地熱開発を通して培った地熱発電技術を活かし、地球温暖化対策の推進とインドネシアの電力の安定供給に貢献するとしている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

九州電力株式会社 プレスリリース
http://www.kyuden.co.jp/rev0/0132/2437/ig8c3rbz.pdf

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