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2018-05-25 20:00

その他

東芝エネルギーシステムズ、水素サプライチェーンの実証開始

タイナビNS
小水力発電所から得られる電力で水素を製造
東芝エネルギーシステムズ株式会社(以下「東芝エネルギーシステムズ」)は5月24日、岩谷産業と共同で行う水素サプライチェーンの実証実験設備が完成したと発表した。

この実証試験では北海道釧路市および白糠町と連携して、水素の製造から利用までの一貫したサプライチェーンの構築を図る。水素の製造には白糠町にあるダムに建設した小水力発電所から得られる電力を用いる。小水力発電による電力を水素製造に直接利用する実証事業は、国内初であるという。

製造した水素は釧路市内の福祉施設や白糠町の酪農家、町立温水プール、およびトヨタ自動車の士別試験場で利用される。水素の貯蔵・運搬は岩谷産業が担当する。

燃料電池システムで電気とお湯を効率よく
水素製造には東芝エネルギーシステムズ製の水電解水素製造装置を用い、熱電併給には同社の燃料電池システム「H2Rex」を利用する。発電で発生する熱を効率よく給湯に利用、寒冷地である北海道のニーズに応える。

東芝エネルギーシステムズは実証実験を通じて北海道における再生可能エネルギーの導入拡大を図るほか、今後も水素関連の技術開発を進め、水素導入拡大に向けて積極的に展開していく方針だ。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

東芝エネルギーシステムズ リリース
https://www.toshiba-energy.com/info/info2018_0524.htm

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