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2018-07-03 21:00

その他

三菱商事、英国子会社通じオランダのボルセレ洋上風力発電事業の建設を開始

タイナビNS
オランダでの新規洋上風力発電事業の建設を開始
三菱商事株式会社は6月29日、同社の英国100%子会社であるDGE(Diamond Generating Europe)社を通じて参画するオランダのボルセレ3/4(元はローマ数字)洋上風力発電事業の建設を開始したと発表した。

また、これまでロイヤルダッチシェル社など4社で開発を進めてきたが、同事業の株式の一部を、スイスのインフラファンドであるPartners Groupに譲渡したことにより、今後は5社体制で事業を推進するとしている。

この事業は、オランダ沖合約22㎞の北海海域にて、約1,800億円の総事業費をかけて総発電容量が約73万kW(約82.5万世帯の消費電力を賄う規模)の風力発電を行うもので、2019年中に洋上据付工事に着手し、2021年の運転開始を見込んでいる。

欧州では2030年までに5,000万kWに上る洋上風力発電の導入が見込まれていて、ESG投資の気運が高まる中、リスクが低減された段階で再生可能エネルギー事業への参画を図る事業者・機関投資家が多数存在している。

これまで計4件の洋上風力発電事業に参画
今回の譲渡は、同社として資産入替えで発電事業のポートフォリオ最適化を図る狙いがあったとともに、Partners Groupが建設前のリスクが下がった段階での参画を希望していたことから、両社の思惑が合致したことによるものという。

なお、これまで同社がDGEを通じて欧州で参画する事業は、今回を含め計4件の洋上風力発電事業(総発電容量200万kW超)となる。

これらを通じて蓄積した事業運営の経験を活かし、経済・社会・環境上の価値を同時実現につながる案件に継続して取り組むことで、2030年までに発電量の20%超を再生可能エネルギー由来とする目標の早期達成を目指すとしている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

三菱商事株式会社 プレスリリース
https://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/pr/archive/

 

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