• TOP
  • >
  • Jパワー、仏エンジー社と日本での浮体式洋上風力発電共同検討等の協業で覚書を締結
2018-09-12 02:45

その他

Jパワー、仏エンジー社と日本での浮体式洋上風力発電共同検討等の協業で覚書を締結

タイナビNS
仏エンジー社と幅広い協業に向けた覚書を締結
電源開発株式会社(Jパワー)は9月6日、フランスの総合エネルギー企業ENGIE(エンジー)社との間で、電力関連事業における幅広い分野での協業に向けた覚書を締結したと発表した。

同社は、「中期経営計画の取組状況と今後の取組」(本年4月27日発表)で2025年度を目標とする再エネの新規開発100万kWを掲げ、現在、他4社と共同し北九州市響灘地区にて洋上風力発電事業(最大出力:22万kW)の事業化検討を進める等、再エネの拡大に積極的に取り組んでいる。

洋上は風が強く、また風の変動が少ないことから、洋上に浮かんだ構造物を風車の基礎として利用する浮体式洋上風力発電が適していて、水深50mを超える深海域では採算面から同方式による風力発電が有利になると考えられている。

一方エンジー社は、フランスに本拠を置く世界的な総合エネルギー企業で、1)天然ガスと再エネ起源の低炭素発電、2)世界的な天然ガスネットワーク、3)カスタマーソリューション提供、の3分野をコアビジネスとし、世界に約1億1,270万kWの発電設備を所有している。

日本での浮体式洋上風力発電事業化に向け共同研究
洋上風力発電分野でも20年以上の経験があり、現在250万kWの洋上風力発電事業を開発中で、最近は浮体式洋上風力発電に積極的に取り組んでいて、欧州での経験をもとに日本を含むアジアでの事業拡大を目指している。

日本の再エネ普及・拡大には、洋上風力発電は有望な事業分野の一つと想定しており、両社は今回の覚書に基づいて、日本の一般海域における浮体式洋上風力発電の事業化に向けた共同研究を進めていく予定とのこと。

また同時に、日本・欧州・その他地域における幅広い分野での両者協業に向けた協議を進めていくとしている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

電源開発株式会社 プレスリリース
http://www.jpower.co.jp/news_release/pdf/

 
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • twitter
  • facebook