エネクトニュース

中部電力は23日、長野県飯田市と共同で大規模太陽光発電所を同市川路城山（かわじじょうやま）に建設することで合意したと発表した。投資額は10億円弱で発電出力は1000キロワット。

運転開始後は、一般家庭300世帯分の使用電力に相当する年間100万キロワット時の発電を想定している。発電所稼動による二酸化炭素（CO2）削減量は年間約400トン。


中部電力は発電所の建設、運転および維持管理を行い、飯田市は川路城山にある造成済みの敷地（約1.8万平方メートル）発電所用地の提供と太陽光発電の普及啓発活動を担当する。2010年夏ごろに着工し、11年２月に運転を始める予定。

中部電力は、武豊火力発電所の敷地内など自社遊休地で太陽光発電プラント建設を進めている。21年３月末までに太陽光の発電出力を合計1.5万～２万キロワットにする計画だ。



飯田市は、09年１月に内閣府の「環境モデル都市」に選定されていて、低炭素社会の構築に積極的に取り組んでいる。中部電力が飯田市の取り組みに賛同し、大規模太陽光発電所の建設を共同で実施することとなった。

外部リンク

中部電力
飯田市