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2018-09-21 05:00

その他

北海道電力、厚真町の火力発電所1号機を復旧

タイナビNS
道内最大の石炭火力発電所で、一部発電再開
北海道電力は9月19日、苫東厚真発電所の1号機が同日午前9時から復旧したと発表した。

北海道電力は道内3カ所に石炭火力発電所を有し、そのうち苫東厚真発電所は発電出力が最も高い。今回復旧したのは1980年に稼働した1号機で、発電出力は35万kW。17日から試運転を行って各機器の健全性を確認し、19日朝から全面的に復旧した。

9月6日未明に胆振地方で発生した地震によって北海道全域で停電が発生、初期停電戸数は295万戸とされた。

北海道電力の翌日15時現在の発表によると、火力と水力発電で合計254万kWが運転中、他の電力会社の協力と合わせて314万kWまで回復。苫東厚真発電所の165万kWや各地の送変電、配電設備など、大きな被害があった。

高出力の2号機と4号機、復旧は10月か11月
北海道電力の「でんき予報」によると、9月19日の最大需要予測は383万kW、ピーク時の供給力は396万kWで、予備率は4%。

9月17日の発表によると苫東厚真の2号機(60万kW)および4号機(70万kW)の復旧は10月中旬以後になると予想されている。

北海道電力は1号機の復旧で1割の需要減目標を解除し、今後は例年通りの冬に向けて「無理のない範囲での節電」への協力を呼びかけている。

(画像は北海道電力公式ホームページより)


外部リンク

北海道電力 リリース
http://www.hepco.co.jp/pdf/18091901.pdf

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