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2018-10-20 23:00

その他

再エネを利用して合成、アンモニア発電に成功

タイナビNS
運搬・貯蔵におけるアンモニアの優位性に着目
日揮株式会社(以下「日揮」)は10月19日、国立研究開発法人産業技術総合研究所(以下「産総研」)と共同で、再生可能エネルギー由来の電力を利用して製造した水素からアンモニアを合成し、それを燃料とする発電に世界で初めて成功したと発表した。

水素は燃焼時にCO2を排出しないエネルギーであることから、近年は水素を活用したエネルギー供給システムの研究が盛んに行われている。しかし水素は輸送や貯蔵において安全性やコストで課題が残る。アンモニアは肥料原料などとして広く利用されており、サプライチェーンが既に確立されている。

日揮は水素成分を多く含むアンモニアのエネルギーキャリアとしての優位性に着目、2014年からアンモニア合成の研究に取り組んできた。今年5月には産総研などと共同で、低温・低圧でアンモニアを効率的に合成できる触媒の開発にも成功した。

CO2フリーのエネルギーシステム確立に一歩前進
実証試験は産総研の福島再生可能エネルギー研究所で行われた。新開発の触媒を用いて合成したアンモニアを燃料として用い、ガスタービンで発電試験を実施した。

日揮グループは今後も、アンモニア製造コストの低減に向けて研究開発を続けるとともに、低炭素社会の実現に積極的に取り組んで行く方針だ。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

日揮 リリース
http://www.jgc.com/jp/ViewPdf/view/2064

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