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2019-09-28 19:00

その他

NEC エネルギーリソースクラウドサービス、11月より提供開始

タイナビNS
リソースアグリゲーターを対象に提供開始
日本電気株式会社は、需要家が保有する分散型エネルギーリソースを統合し、調整力を創出するサービスを2019年11月より提供する。

サービス名は「NEC Energy Resource Aggregationクラウドサービス」とし、バーチャルパワープラント構築実証事業への参加者、需要調整市場へ参入するリソースアグリゲーターを対象に提供する。

需給バランスの維持に資するサービス
再生可能エネルギーは発電電力の変動が大きく不安定な出力が難点となっている。

需給バランスを維持する応答性の高い調整力の確保が、再生可能エネルギーの主力電源化に向けて不可欠だ。

調整力の1つとして期待されているのが蓄電池や太陽光をはじめとする発電設備など、需要家側に分散するエネルギーリソースを活用したバーチャルパワープラントの構築だ。

同社はこれまで多数のVPP構築に向けた実証実験に参画しており、それにより培った技術を基盤に同サービスを開発した。

AIによる制御
リソースアグリゲーターは、制御するエネルギーリソースをクラウド上に登録し、同サービスを通じ蓄電池の充電状況などの情報を受信する。それらの情報を基に最適な制御内容を決定できる。

同サービスは、AIを活用することも特徴だ。AIが過去の制御実績を学習し、実際の需要との誤差を補正することで、より高精度な制御を目指す。

再生可能エネルギーの主力電源化を推進
同社も今年度より同サービスを活用し、リソースアグリゲーターの立場でも実証に参加する。

同社は、蓄電池をはじめとするエネルギーリソースの遠隔・統合制御技術を通じ、再生可能エネルギーの主力電源化に向けた取り組みを推進する。

(画像はNEC ホームページより)


外部リンク

NEC プレスリリース
https://jpn.nec.com/press/201909/20190924_01.html

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