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2010-04-10 12:00

その他

フィリピンでバイオエタノール製造へ、伊藤忠・日揮

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原料はサトウキビ
日揮株式会社と伊藤忠商事株式会社はフィリピンにおける事業パートナーと共同で新会社を設立し、同国においてバイオエタノールの製造及び電力供給事業に参入することを発表した。
バイオエタノールの製造、電力供給としては、同国最大規模になるという。

新会社が参入するのはサトウキビ残渣を原料にしたバイオエタノールの製造・販売と、同原料による火力発電の電力供給・販売。
同国の事業パートナーと出資した新会社において、事業を展開していく。新会社の名称はGREEN FUTURE INNOVATIONS, Inc。
両社は数年前より同国でのバイオエタノール事業について検討、様々なスキームを構築してきた。

今回の事業化に向け、確保されたサトウキビ農地は11000ha。現地での雇用への寄与、電力不足解消と環境貢献も期待できるという。



Bio-Act-Law
国内外においてガソリン、燃料規制が厳しくなっているがフィリピンにおいても同様で、昨年2月にBio-Act-Lawが施行された。これはガソリンにバイオエタノールの混合を5%義務付けるもの。来年2011年には混合割合が10%となる。
更にバイオエタノールは「国内産優先」という枠付けがあるが、その生産量は必要量を満たすものではないという。

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エネルギー関連では本年中に「新エネルギー発電法」も施行予定で、再生可能エネルギー電力の供給に優遇措置が採られる見込みだという。サトウキビ残渣はもちろんこの範疇に入ることから、余剰電力の販売も行っていく方針だ。

                  (編集部 環境草紙)


外部リンク

伊藤忠商事株式会社
http://www.itochu.co.jp/ja/
日揮株式会社
http://www.jgc.co.jp/jp/index.html
プレスリリース
http://www.jgc.co.jp/jp/01newsinfo/2010/release/20100408.html
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