2010-04-23 09:00

電気自動車

日産のEV「リーフ」が実は安い?

リーフ
「リーフ」の実価格は284万円
今年の12月に発売予定の、日産自動車の電気自動車(EV)「リーフ」。そのリーフの価格は、376万円となっている。

だが、EVに交付される国の補助金を使った場合、284万円に。まだ高いように思えるが、実はこの価格を「かなり安い」と見るプロもいる。


「プリウス」よりもお得感あり
さまざまなジャンルを網羅する情報サイト「All About」で、気になる記事を見つけた。タイトルは「プロも想定外! “激安”すぎるリーフ」とある。

まずプリウスやリーフクラス(いわゆるCセグメント)の従来型ガソリン車の価格をイメージして欲しい。1.5リッターで165万円。プリウスと同じ1.8 リッターエンジンなら180万円くらいか。燃費をリッター12km/Lとして10万km乗ったなら、ガソリン代は108万円。車両価格の180万円+ガソリン代108万円で288万円です。


以上が、通常のガソリン車の場合。一般的にまだこのクラスの車に乗っている人は多いはず。

そして次に、プリウスでかかる費用を述べている。意外と安いのがわかったという人もいるかもしれない。

続いて車両価格205万円のプリウス。10万km分のガソリン代は65万円。トータル270万円となり、普通のガソリンエンジンを搭載する180万円のクルマより安くなってしまう。だからこそプリウスは高くても売れるワケ。


さらに「リーフ」での場合は、以下の通り。安い深夜電力を使うという方法だとこれだけ維持費が安くなるのがよくわかる。

さて! リーフならどうか。補助金を使うと299万円で、普通のガソリン車より120万円高。プリウスと比べても80万円高い。ただガソリン代より電気代の方が圧倒的に安価。深夜電力を使って充電すれば10万km分で約11万円。車両価格と合わせても295万円で済む。


いかにEVがお得か、このように比べて見ると、納得できる。

長い目で見るとお得なEV
こう見ると、通常のガソリン車と変わらないのはもちろん、現在上昇中のガソリン代、メンテナンス面、自動車税などを考えると、長い目で見るとお得といえる。さらに、エネルギーコストも、当初は高いものの、エコ住宅以上に、All Aboutでは「7年で元が取れる」としている。

ハイブリッド車以上のエコカーと言われるEV。地球環境への貢献度を考えると、これ以上の車はないだろう。最初は高いように思えるが、実は安いとも見てとれる日産のEV、さて、エコカーの購入を考えているのなら、リーフという選択肢はいかがだろうか。

【minastirith 執筆】

外部リンク

プロも想定外! “激安”すぎるリーフ (All About)
http://allabout.co.jp/auto/japanesecar/closeup/CU20100402A/
日産ゼロ・エミッションサイト|日産リーフ
http://www.nissan-zeroemission.com/JP/LEAF/
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