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2010-04-28 00:00

その他

広島大などの産学官連携研究で「植物乳酸菌を使った新しいヨーグルト」を共同開発

植物乳酸菌ヨーグルト
産学官連携研究で植物乳酸菌ヨーグルト新商品誕生
広島大学大学院医歯薬学総合研究科の杉山政則教授と、高原安瀬平乳業有限会社(三次市)との産学官連携研究により、沖縄産パイナップルを乳酸菌増殖剤として使用した植物乳酸菌ヨーグルトの新商品が2つ誕生した。

この植物乳酸菌ヨーグルトは、三次市内にて4月13日から販売開始しており、同大などが同日の記者会見で発表したもの。

これまでも同教授は、乳中でほとんど培養できない植物由来の乳酸菌を酒粕を用いて増殖し、平成16年に野村乳業(株)と世界に先駆けて「植物乳酸菌から生まれたヨーグルト」を創出・発売している。

沖縄産パイナップル果汁に乳酸菌増殖促進力が
同教授は今回の研究で、沖縄産パイナップル果汁に植物乳酸菌の増殖促進能力があることを発見し、特許を出願。この技術の移転先として、三次市(※)に本社を置く高原安瀬平乳業(株)を選定し、共同研究の結果、全く新しい植物乳酸菌ヨーグルトが誕生したというもの。

植物乳酸菌ヨーグルト
(左)安瀬平ヨーグルト(P・ペントサセウスLP28)
   滑らかで口の中でとろけるヨーグルト。
(右)安瀬平ドリンクヨーグルト(L・プランタルムSN13T)
   とてもフルーティでさわやかな味。

これらは、広島市内や東京都内の小売店でも、早ければ4月中に販売を開始する予定という。

どちらも、植物乳酸菌の特徴である「生きて腸まで届く」「腸内環境を改善する」などの効果が期待できるという。

(※)2007年10月11日に、地域の目標の実現、地域全体の教育・学術研究機能の向上を図るとともに、地域の活性化、人材の育成に寄与することを目的に、広島大学と三次市は包括協定を締結している。

【問合わせ先】
◆研究内容に関すること
広島大学大学院医歯薬学総合研究科・教授 杉山政則
電話:(082)257-5280 
◆商品に関すること
高原安瀬平(あせひら)乳業有限会社
電話:(0824)52-3735


外部リンク

記者会見

研究NOW(第1回杉山教授「腸まで届く植物乳酸菌で「おいしく食べて健康」に)
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