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2010-06-03 13:00

その他

氷河期の謎を知る鍵となるか(NZ)

大樹
農耕地で高齢の大木発見
記録的な干ばつに見舞われた今夏のニュージーランドだが、そのお陰でそれまで草むらの下に眠って隠れていた、太古の昔に生息していたカウリの大樹のログが次々と発見されているという。これらによって、数千年前に起きた劇的な気候変化を知ることができることになると科学者たちは興奮している。

ワイカト大学放射性炭素年代測定法研究所責任者のアランホッグ博士は、ニュージーランド北部ノースランド地区で発見されたカウリの大木は半化石化されているが、そこから重要な情報が得られるだろうと意欲的だ。

年輪には当時の降雨量や気温が刻まれているという。そのため、大木の年輪を研究することで紀元前200年から1950年にかけての気候変化が分かる可能性があるというのだ。

(画像はイメージ)
地球温暖化の仕組みを知ることも
この研究により、地球温暖化の途中でなぜ氷河期が訪れたか判明するかもしれないという。

ただ、カウリは家具の材木として貴重で、またレアであることから高値がつく。持ち主である農場主が家具にしてしまう前に研究する必要があり、科学者たちは急を迫られている。

編集部 青空ひなた


外部リンク

Drought uncovers kauri climate clues
http://www.nzherald.co.nz/environment/news/article.cfm?c_id=39&objectid=10649086



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