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2015-04-22 18:00

その他

東芝、水素などを用いた自立型エネルギー供給システムの実証運転開始

自立型エネルギー供給システム蓄電池
4月20日より実証運転開始
株式会社東芝は、川崎市とともに川崎市臨海部の公共施設「川崎市港湾振興会館および東扇島中公園」で設置を進めてきた自立型エネルギー供給システム「H2One(エイチツーワン)」を完成させ、4月20日より実証運転を開始したことを発表した。

再エネ、蓄電池、水素などを組み合わせた
「H2One」は、太陽光発電設備と蓄電池に加えて、水を電気分解して水素を発生させる「水電気分解装置」と水素貯蔵タンク、燃料電池などを備えた自立型のエネルギー供給システムとなっている。

用途としては、平常時は水素エネルギーマネジメントシステム(以下、水素EMS)によって、発生させる水素の量や蓄電量、発電量などを制御し、ピークシフトやピークカットに貢献するとのことだ。

災害時などによりライフラインが寸断された非常時は、水素貯蔵タンクに貯蔵した水素を使用して燃料電池を稼働することで、300人に約1週間分の電気と温水を供給可能となっている。

また、「H2One」はコンテナ型パッケージとなっているのでトレーラーなどでシステム自体を輸送可能となっており、被災地などに輸送して電気と温水の供給をすることも可能となっている。

今回の実証運転では、平常時の水素EMSの有効性検証と、災害時を想定した水素BCPシステム検証に加え、システム全体の高効率化を目指し、今後は、水素備蓄機能強化による完全地産地消型のエネルギー供給システムとして展開を予定しているとした。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

東芝 プレスリリース
http://www.toshiba.co.jp/about/press/

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