2012-01-05 14:00
行政
玄海町長が経済産業省資源エネルギー庁職員を公費接待、国家公務員倫理法抵触か?

■資源エネルギー庁職員を公費接待
2012年1月4日、佐賀県東松浦郡玄海町の岸本英雄町長が5年間に渡り、原子力を推進する経産省資源エネルギー庁職員を公費接待していたことが報道により明らかとなった。同町は九州電力、玄海原発が立地する地であり、同町長は、交際費から11回、44万円を接待に使用していたことが判明している。
九州電力・玄海原発
■国家公務員倫理法に抵触か?
国家公務員倫理法では利害関係にある者からの接待、金品贈与を禁止している。この際の金額は問題ならない。問題となるのは、利害関係にあったかどうかという点である。原子力行政に対し風当たりが強い中なか、日本各地の原発の再稼働が厳しい状況に追い込まれている。一方で、原発の再稼働によって利益を得る構造も存在するのは事実であろう。
今回の岸本英雄町長の接待と経産省資源エネルギー庁職員が利害関係にあったのかどうかという点が問題となる。もし、再稼働に向けた動きの中で共通の利害を持っていたとすれば接待の額は問題ではなく、違法行為となる可能性もある。
外部リンク
九州電力 玄海原子力発電所
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