2012-01-09 15:00
仰天
ノートルダム大がペイントから太陽光発電に成功

黄色いペイントから太陽光発電
アメリカ、ノートルダム大学の研究グループは、半導体ナノ分子を含んだ黄色いペイントに光をあてると、電気が発生したことを発表した。特別な機材を使わずに作れるこのペイントに、研究者達から期待が集まっている。
ソーラーペイントの実験内容
実験では硫化カドミウム、またはカドミウム化合物でコーティングされた二酸化チタンをナノ分子レベルにして、ペースト状にするためにアルコールと水を混ぜた。研究者達からSunbelievable(Sunとアメリカ人がよく使うunbelievable=信じられないという意味とかけたもの)と名づけられた黄色いペイントは、伝導体ガラスに塗られ、電極を付けた。この小さいソーラーセルに光をあてた時に電気が流れたのだ。
ソーラーペイントとして将来性に期待
現段階では、このソーラーペイントの太陽光エネルギーの変換率は1%程度で、商業用に普及しているシリコン製のソーラーセルにはまだ及ばない。しかしソーラーペイントが安価で大量生産できることは注目すべき点である。研究者達は今後改善を続けて、エネルギー変換率の向上を図れば、将来のニーズも高まるだろうと予想している。
外部リンク
ノートルダム大学
http://newsinfo.nd.edu/news/28047-notre-dame-researchers-develop-paint-on-solar-cells/
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