エネクトニュース

スーパーや小売店では、精肉売り場の照明をLEDにかえると、毎年数百万ドルの節約になることが、アメリカ、カンザス州立大学の研究でわかった。

LEDを使用すると電気代の節約になるだけでなく、精肉の鮮度が向上した。

同大学の研究グループは、LEDと売り場で最も使われている蛍光灯の2つの照明を用いて、5種類の精肉の色合い、腐敗の進行具合、省エネの効率について、比較を行った。

いずれも結果は、LEDを使用した精肉が高いスコアをあげた。特に牛肉は顕著で、蛍光灯のものより長く鮮度が保てた。この研究で、LEDに照らされた精肉は、肉の内部の温度変化が少なく、鮮度が維持できることがわかった。
この結果から同大学の研究グループは、店がLEDを使用することで精肉が長持ちし、値引きすることなく、より長い日数を通常価格で販売できるメリットを指摘する。

今までは精肉の色が悪くなると、値引きするか、廃棄となる場合が多かったが、精肉につきものの経済的損失をLEDが減らすのではないかとみている。

外部リンク

カンザス州立大学
http://www.k-state.edu/media/newsreleases/jan12/meatshelflife11712.html