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2012-03-09 19:30

その他

震災のがれきが太平洋を渡りアメリカへ・・・

3000マイルもの海を超えて
去年3月に起きた、東日本大震災による津波で流されたがれきが、3000マイル(約4800キロメートル)もある太平洋を渡り、アメリカの西海岸地域に到達するだろうと、最近現地のメディアで、度々ニュースになっている。

アメリカの海洋大気庁は、がれきがハワイ諸島には今年の冬あたり、カナダやアラスカ、ワシントン、オレゴン、カリフォルニアの各州にはここ2、3年で漂着するだろうと推測している。

100~200万トンのがれきが海中に
同庁は今回の津波で100~200万トンのがれきが海中に流され、その1~5%がハワイやアメリカに到達することを示唆している。去年の9月には、ロシアの練習船がボートや冷蔵庫やテレビなどの家電類をハワイの西海域で目撃している。

ハワイ海域の北には、潮流の関係で集められるGreat Pacific Garbage Patch(太平洋における巨大なごみ地帯)がある。この地帯にまもなくがれきが加わる見込み。ここに集まるごみのほとんどはプラスチック類であり、ごみは細かくなるものの、完全には消失しないという。

海洋環境にも懸念の声
漂流しているがれきが、海洋生物のリスクになったり、さんごを傷つけたりするのではとの懸念の声も聞かれる。また、がれきが放射能に汚染されてないかどうかも注目されているが、その可能性は低いとしている。

外部リンク

アメリカ海洋大気庁(NOAA)
http://oceanservice.noaa.gov/facts/japan-tsunami.html
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