エネクトニュース

仏紙La Tribuneが報じたところによると、スコットランド政府は3月5日に発表したエネルギー対策草案内にて、国内消費電力の100％を再生可能エネルギーにより供給する意向を示した。

このプロジェクトは、2020年までに実現される予定である。
スコットランドのエネルギー大臣であるFergus Ewing氏は、再生可能エネルギーにより消費電力の100％を補うことが十分に実現可能であることを強調した。

また、スコットランドにある2つの原子力発電所を段階的に廃止し、火力発電所にCO2の回収および貯蓄を行うCCSを備えることが同草案内で言及されている。
このプロジェクトは電力会社からの絶大な支持を得ている。しかし一方では、英国の他の国々から逸脱したスコットランド独自のエネルギー政策に対する懸念もよせられている。

新たな再生可能エネルギープロジェクトに必要とされる予算は40億ポンドとされ、十分な投資を得られるのか、そして国家経済がこの重みに耐え得るのか不安の声があがっている。

外部リンク

スコットランド政府　ホームページ
http://home.scotland.gov.uk/home

スコットランドが2020年までに100％グリーエネルギーを目指す La Tribune
http://www.latribune.fr/green-business/l-actualite/20120307trib000686894/l-ecosse-vise-une-electricite-100-renouvelable-en-2020.html