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2010-12-06 21:00
その他
海の上でもECOを充実 環境負荷低減型タンカー開発

GHG排出量も燃費も30%改善
株式会社アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド(以下IHIMU)は2日、環境負荷低減型のタンカーとばら積船を開発し、概念設計を完了したことを発表した。今回開発されたタンカーとばら積船は、改良型2重反転プロペラシステムや波浪中抵抗増加を抑える船首形状を取り入れるなどした結果、従来船に比べて実海域航行時の温室効果ガス(GHG)の排出量を約30%削減。同時に燃料消費量についても、約30%の削減が可能となったという。
新型船の特長とは
IHIMUによれば、新型船の特長は速やかに実現が可能な技術を組み合わせて、GHGの大幅削減を可能とすることが特徴で、他サイズの低速船にも共通して使用できる技術であるという。発表にあたり、同社は今後の抱負を述べるとともに、新型船の特長を下記のように示した。
船舶における環境負荷低減のニーズは、今後世界的にますます強くなる見通しですが、IHIMUは、省エネ技術を活かし地球環境保護に貢献する船舶を開発・建造していきます。
特 長:
すぐにでも実現可能な技術の組み合わせにより、GHG30%削減を達成する。
(推進性能の向上)
・二重反転プロペラを採用し、これに複合省エネ付加物を組み合わせることにより、推進効率を大幅に高める。
・上記二重反転プロペラの動力には2機1軸の推進機関を採用し、1機1軸と比較してプロペラ回転数の選択自由度を増すと共に、推進系プラントの小型化、軽量化を実現する。
・低摩擦型塗料の採用により、摩擦抵抗を低減させる。
(実海域推進性能の向上)
他複数
特 長:
すぐにでも実現可能な技術の組み合わせにより、GHG30%削減を達成する。
(推進性能の向上)
・二重反転プロペラを採用し、これに複合省エネ付加物を組み合わせることにより、推進効率を大幅に高める。
・上記二重反転プロペラの動力には2機1軸の推進機関を採用し、1機1軸と比較してプロペラ回転数の選択自由度を増すと共に、推進系プラントの小型化、軽量化を実現する。
・低摩擦型塗料の採用により、摩擦抵抗を低減させる。
(実海域推進性能の向上)
他複数
編集部 宗近 明
外部リンク
IHIMU
http://www.ihi.co.jp/ihimu/
IHIMUプレスリリース:
『環境負荷低減型タンカーおよびばら積船の概念設計を完了』
http://www.ihi.co.jp/ihimu/new.html
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