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2010-12-21 18:00

エコ

水を育むには森つくりから

サントリー
サントリーホールディングス株式会社は、サントリー近江エージングセラーの水源涵養エリアにあたる森林の整備活動を推進するため、2010年12月17日に綿向(わたむき)生産森林組合と森林整備に関する協定を締結したことを発表した。

今回の協定締結により、滋賀県蒲生郡日野町の南部約191haの森林をサントリー「天然水の森 近江」と位置づけ森林整備活動が開始される。

活動では、主に、間伐や間伐材の利用推進、林床植生の適正化、植生保護柵の設置、環境にやさしい作業道づくりなどが推進されることになる。

なお、今回のものは、全国11都府県13ヶ所めの森林整備活動となり、滋賀県内の水源涵養活動としては、初めての実施となる。

ちなみに、サントリー近江エージングセラーとは、1971年滋賀県東近江市布引丘陵に開設したモルトウイスキーの貯蔵施設のこと。

同社は、地域と連携しながら、水源涵養林として高い機能を持つ森に育てるとともに、生物多様性を保全し、人々が自然と接することのできる森づくりを行う活動を、主に工場の水源涵養エリアで実施しており、工場で使用する地下水の量以上の水を育むことを目標に掲げ、2011年までに水源涵養面積約7,000haの実現を目指しているとのこと。

三陸地方で、一時期天然カキの品質が低下した際、海へと流れ出る水の重要性に着目し、植林などの森の整備により、理想の養殖環境が復活したという話もある。森に木々の緑が溢れることが水を良くすることにはならない。雨水をろ過し、大地にゆっくりと浸透する緩衝材の役割を担う落葉も必要である。天の恵みを珠玉の酒に溶け込ませることで、日本の良さも再認識できるのだろう。

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