エネクトニュース

富士フイルムホールディングスは、今夏の深刻な電力不足への対応として、省エネ効果の高いLED照明スタンドを導入することを発表した。導入の対象となるのは、富士フイルムホールディングス・富士フイルム・富士ゼロックスの本社（東京ミッドタウン本社および富士フイルム西麻布ビル）で、LEDスタンドは約4,000台にのぼる。


今回、導入されるLED照明スタンドは、7.3Wの省電力タイプで、太陽光と同等の色温度を有した高演色性ライトである。外光との併用で快適なオフィスを維持できる。
富士フイルムホールディングスでは、東日本大震災の影響による東京電力管内における電力不足問題に対して、すでに生産拠点に有する自家発電設備のフル稼働や、屋外広告灯の消灯などさまざまな節電対策を行ってきた。今回、それらに加えて、オフィス業務での節電対策として、LED照明導入を決定した。

富士フイルムホールディングスの発表によると、LED照明導入により、オフィスでのピーク使用時の電力使用を約10％削減する計画である。この数字は、4月28日に海江田万里経済産業相が発表した電力削減目標（一律15％）の6割以上に相当する。

まずは、東京ミッドタウン本社等に導入し、今後、ほかの事業所への展開も検討していく。

外部リンク

富士フイルムホールディングス株式会社
http://www.fujifilmholdings.com/ja/news/2011/0420_01_01.html