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株式会社ベネッセコーポレーション（以下、ベネッセ）は、「調光式学びライトLED」の発売を発表した。この製品は、脳科学の知見を活用し、学習内容に応じた６種類の光を選択できる学習照明スタンド。

（※画像はイメージ）

なお、これはベネッセと株式会社日立製作所が共同で行うプロジェクト「脳科学に基づいた子ども向け学習用品の開発」における第一弾の製品。8月1日よりベネッセが自社通販サイトで発売する。ベネッセによると、本製品の企画開発は、会員を対象に行ったアンケート結果に基づいて、「より集中する環境を提供する学習スタンド」の製品化を目指して行われた。

また、日立では、色温度と照度が人の認知機能に与える影響に関する先行研究に着目し、京都大学大学院医学研究科　若村智子准教授、同志社大学生命医科学部　廣安知之教授の協力を得て実施した18歳から19歳の男子大学生20人を対象にしたアンケートを参考にした。

このアンケートによると、高い色温度・高い照度の光の場合、「照明点灯直後に判断時間の短縮傾向が確認でき、点灯後30分まで積極性が顕著に上がった」という。一方、低い色温度・低い照度の光の場合、「照明点灯後、90分間継続して判断時間が短縮する」ことがわかった。これらの実験結果から、短い時間で集中する、長い時間続けて勉強するなどの学習内容に応じて色温度の異なる光を選択できるようなつくりとした。

外部リンク

ベネッセコーポレーション　プレスリリース
http://www.benesse.co.jp/newsrelease/20110725_002.html