2013-06-27 12:00

電気自動車

電気自動車、普及のカギは「体感」

調査結果
認知度9割、体験率1割弱のアンバランス
インターネットコムとgooリサーチは、2013年6月18日、「電気自動車」に関する調査結果を公表しています。

調査は、2013年6月3日から6月6日の期間に、全国の10代から60代以上のインターネットユーザー1,085人を対象に行われました。

調査結果によると、「電気自動車を知っている」かどうか尋ねたところ、「知っている」との回答が9割を超え、認知度においては「順調」を思わせる回答結果となりましたが、「知っている」人のうち、「利用したことがある」との回答は、6%程度となり、実用車への道はまだまだ険しいようです。

次に、「利用したことがある」と回答した人に、「どのように利用したか」を尋ねたところ、「観光でのレンタカー(34.9%)」、「試乗(20.6%)」などの回答が上位となり、「自家用車での利用」は、4.8%にとどまっています。

「所有」より「利用」でのニーズは高い?
また、同じ人に、「電気自動車の乗り心地」を聞いたところ、「とてもよい」、「まあまあよい」といった、おおむね好意的な回答が、9割を超えた一方、「不満足」な点は、「充電インフラが足りてない」、「購入価格が高い」などの回答が上位を占め、依然として、実用面・コスト面での不安が払しょくされていない現状が見受けられます。

最後に、電気自動車を「知っている」人に、「今後電気自動車がどれくらい普及すると思うか」聞いたところ、「大いに普及する」、「それなりに普及する」との楽観的な回答が、全体の4分の3を占めました。

いまだ「利用したことがある」人が1割に満たない電気自動車ですが、「乗り心地」に関しては、9割以上が、また、「普及を期待する」回答が7割を超える結果をみると、触れる機会が少ないことが、普及に対しての一番のネックになっているようです。つまり、「体感」が「コスト」というハードルを乗り越えることができるのであれば、より汎用化に知恵を絞り、そういった機会を増やすことで、普及への道は自ずと開かれるのではないでしょうか。

外部リンク

インターネットコム プレスリリース
http://japan.internet.com/research/
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • twitter
  • facebook